INTERVIEW

株式会社DMM.com ラボ

絶え間ない新規事業へのチャレンジ “前進するからこそ成長していける”!

株式会社DMM.com

オンラインゲーム・動画配信・電子書籍・英会話・FXなど多様なサービスを提供する、総合エンターテインメントEC会社。1986年に石川県でレンタルビデオ店としてスタートし、次々に新たなサービスを展開してきた。企業として常に右肩上がりでの成長を続け(※)、エンターテインメントEC会社としては国内最大規模を誇る。
※<売上>2012年2月500億円→2017年2月1823億円 
<会員数>2013年1月約500万人→2017年6月2700万人突破

公式HP:http://www.dmm.com/

大規模な組織改革で課題発生 解決への一助となったAdFlowの役割

 ゲーム・アニメ・太陽光発電など、次々と新しいビジネスを仕掛け、Webのみならず様々な形で価値やサービスを創出してきたDMM.com。シビアな企業淘汰の時代にあって“最強の総合エンターテインメント企業”として君臨し、成長を続けていける秘訣とは何なのか。 
 新規事業の開発部隊を率いる向本匡宏さんと竹内マリエさんに話を聞くうち、次のようなことが見えてきた。前進を続ける中で直面した課題やジレンマ、今年から思い切った組織改革が始まったこと、そして、その解決の一助にAdFlowの存在があったこと――キーワードは、時代や課題に合わせて“変わっていくこと”の大切さだ。

“時代を読んだサービスで勝負し続ける”それが必勝法

デザイン本部 事業開発部 マネージャー
向本 匡宏 さま

▶今回の取材にあたり、改めて御社のサイトを拝見したのですが、事業・サービスの幅が広くて驚きました。

向本:主軸事業はオンラインゲームと動画配信ですが、英会話やオンラインサロン、VR(バーチャルリアリティー)シアターのような体験型サービスもありますし、外貨投資FXのように金融分野のサービスも展開しています。昨年11月にVR動画をリリースしました。現時点で、すでに月商1億円に及ぶ大きな事業になっています。「人々を楽しませたい」「こんなサービスがあったら便利では」という発想で、どんどん新しいことにチャレンジしていった結果、今のようになりました。

竹内:一見すると、節操なく事業展開しているように見えるかもしれませんね(笑)。ですが、もちろん綿密に事業計画を練り、「勝算がある」と判断したものしかプロジェクト化はしません。

▶御社が常に成長していける秘訣はどこにありますか?

向本:やはり多ジャンルの事業を手広くやっていることと、次々に新サービスをリリースしてユーザーを飽きさせないことだと思います。時代を読み、未来を見据えて、「こんなサービスがあったらいいな」を追求しています。

竹内:新しく生まれるサービスがある一方で、縮小したり撤退するサービスも当然あります。ですが、DMMとしてトータルで見たときに、プラス事業が多ければマイナス事業を補完でき、結果的に勝ち残っていけます。そのために、私たちは新しい事業やサービスを模索し続けています。

▶新しい企画はどうやって生まれるのでしょうか。

向本:新規事業・サービスのアイデアは、会長である亀山の直轄部隊「カメチョク」や各事業役員経営企画室などから発信されます。それらをマネジメント会議で精査し、決裁を経て採択となります。また、昨年からは全社で企画コンテストが始まりました。予想を超える応募があり、みんなのやる気を感じましたね。新規事業はリリース後短いスパンで繰り返し課題を改善して、一定期間で結果が残せていれば良し、ダメなら打ち切りです。その判断も数ヶ月からと速いですね。

プロダクトの質向上とスピードアップを目指し、組織改革がスタート

デザイン本部 事業開発部 チーフ
竹内 マリエ さま

▶では、おふたりのお仕事内容について、「DMM.com」とおふたりが所属する「DMM.comラボ」の住み分けも踏まえて教えてください。

向本:「DMM.com」はオフィスが六本木にあり、主に営業を担っています。「DMM.comラボ」はオフィスが六本木と金沢にあり、開発、運営、マーケティングを担っています。私がいる事業開発部は、カメチョクや経営企画室から上がってくる新規事業を設計してリリースに繋げたり、外部広告を手掛けたりする部署です。私はチームが成果を出せるよう組織マネジメントする立場にいます。

竹内:私が所属している新規事業チームは40人ほどですが、その中で業務マネジメントを主体に、外部広告に関わるメンバー20人ほどの管理や教育をしています。

向本:事業開発部は、この6月に立ち上がったばかりの新しい組織です。これまでも東京本社内にデザイン部はあったのですが、そこから専門分野での組織体制にシフトし私の組織は事業サービス主体のデザイン本部 事業開発部となりました。

▶どういった組織改革でしょうか

向本:今までは「DMM.com」が事業を、「DMM.comラボ」は開発としての品質を担うという体制にありましたが、今年1月から代表取締役として片桐を迎え事業と開発をより1つに近づけていく形でグループ全体の取り組みとして歩み始めました。開発がより事業の中心になって行くための一つの手段としても「スクラム開発」を取り入れその改革の中で、デザイン本部事業開発部デザイナーは質の高める事業サービスを立ち上げていくための専門部隊として編成されております。

▶事業開発部ができたことで、何が具体的に変わりますか? 

向本:ユーザーに飽きなく、サービスの付加、改善をリリースできるようになります。従来はいわゆるウォーターフォール型の開発でした。時系列に従って不可逆的に進行していくため、課題をフィードバックして改善することが難しかったのです。これに対して、今後はいわゆるスクラム型(アジャイル型)を採用します。最小限の機能で世に出しその都度その都度で課題を見直し、改善を繰り返しながら開発していくので、結果的に高品質なサービスになります。

大きな課題だった大量のサービスバナーにおいて
“外部デザイナーとの連携”をAdFlowで解決

▶事業開発部ができて便利になった反面、課題もあったのでしょうか?

向本:はい、新規事業のキャンペーンが増えるにしたがって、広告案件が多くなり、自社のデザイナーだけでは物理的に回せなくなったことです。必然的に外部のデザイナーに発注をすることになるのですが、当然発注金額の予算に応じた出し方を進めていく必要がありコストの見合う進め方しかできないのが現状です。そこで、石川のパートナー会社からフリーランスのデザイナーを紹介してもらうことにしました。ただ問題は、我々が外部発注についての仕組みもノウハウも持っていなかったことです。どうしようかと思っていたときに、パートナー会社から「こんなツールがあるよ」と、AdFlowを紹介してもらいました。AdFlowを導入することで、結果的にスムーズに外注の仕組みが構築できました。

▶どういう仕組みをAdFlowで実現しましたか?

向本:「DMM」「パートナー会社」「個々のデザイナー」の3者間での受発注関係を、AdFlowを介して構築しました。「DMM」から「パートナー会社」に発注をかけて、そこからさらに「個々のデザイナー」へと発注が流れる仕組みです。制作物はその逆の流れで上がってきます。AdFlowが受発注フローの大きな流れを作ってくれたので、それをベースに細かなルールを乗せていくだけで済みました。

竹内:今では約20名ほどのデザイナーと仕事をしていて、月に100案件、バナー本数にすると700~800本の依頼をしています。

向本:結果的に、デザイナーを社内に増やすより、AdFlowを導入して外部発注したほうが、ずっとコストパフォーマンスがよかったです。

▶AdFlowの使い勝手はいかがですか。

向本:通常の外注の仕組みでは、発注主はできあがった結果だけを見ることになりますが、AdFlowは関係者全員で受発注から制作管理まで、すべての情報を共有できます。途中で「違うな」と思えば、アクションを起せるのがよいですね。

竹内:複数の案件が同時進行で動いていても、誰に何をお願いしているか、どこまで進んでいるか、誰がどんな指示をだしたか、納品されたかなどが、AdFlow一つで管理できるのが助かっています。依頼時に必要なサイズを指定し、その指定されたサイズ毎にクリエイティブをアップしていくため、依頼側・制作側ともに受発注の抜け漏れがなくなりました。

向本:バナー1つでも版元ごとにルールは細かく違います。それぞれに合わせてレギュレーションチェックやデザインチェックをするのですが、どれ一つ気が抜けなくて今まで大変でした。運営側も何の指示を出したか分からなくなるときがあるんですね。でも、今は納品まで一元管理ができ、アーカイブも一覧で振り返ることができるので、チェックの際の負担が減りました。「あのときは、ああだった」「こうだった」とやらなくていい分、コミュニケーションコストも下がっていると思います。

▶AdFlow導入前は、どのように管理していたのですか?

竹内:人によって発注のしかたが違ったり、使いやすいツールが違ったりして、さまざまなやり方やツールが入り乱れていました。それだと、ログをたどるのが大変でした。

向本:グループウェアを使ったこともありましたが、あれもこれもと本来の機能以上の使い方を強いるため、最後は破綻していましたね(笑)。

竹内:その点、AdFlowはここにすべての情報が集まってきますし、履歴も簡単に追っていけるので助かっています。

向本:当社では途中で担当変えをすることが割とあるのですが、履歴を残すことで、担当のバトンタッチもしやすくなりました。いちいち引継ぎをしなくても、「AdFlowを見てね」で間に合います。

 

▶他の部署からの反響はいかがでしょうか。

竹内:おおもとの発注先である東京のマーケティング部からは、案件のコピーができる点が喜ばれていますね。リサイズなど、ほんの少しの変更でも他のツールではゼロから新しい依頼を立ち上げなくてはなりませんでした。広告はスピード勝負ですから、受発注やレスポンスが早いというのは大きなメリットです。

向本:運営側からも喜ばれています。 確認用URLの機能を使うことで、ファイルのやりとりがなくなり、web上で簡単にクリエイティブの確認ができるようになりました。URL生成して運営側に投げると、確認やフォローがすぐにその場でできます。「確認の手間や時間が大幅に削減できて、プロダクト全体のスピード化がさらに図れた」と言ってもらいました。

 

Webコンテンツ界をリードするDMM.comがこれから進む道

▶今後のDMM.comとしての事業展開はどうなっていきますか?

向本:具体的な中身は言えませんが、今後も新規事業・サービスがたくさん控えています。新体制がスタートしたばかりで、今は目の前のことでいっぱいいっぱいですが、一つひとつクリアして力をつけていきたいです。

▶新しいことが控えているということは、事業開発部が担う仕事や責任がさらに増えますね。

向本:そうですね。広告案件も今以上に増えていくでしょう。今のパートナー会社だけでは追いつかなくなりますから、また別の会社ともパートナーシップを結んでデザイナーを確保しなくてはなりません。ですが、今はAdFlowを軸にした外注の仕組みがすでに出来上がっています。これを一つのパッケージとして持ち込めば、初めての相手でもすんなりと対応できるはずです。東京・石川にこだわらず、全国各地の企業やデザイナーさんたちとパートナーシップを結んでいきたいですね。

竹内:まだまだAdFlowには知らない機能があると思うので、私たちが主体となって勉強していきます。

■インタビューさせていただいた方


株式会社DMM.comラボ デザイン本部 事業開発部 マネージャー
向本匡宏さま

石川県出身。大学生時代にWebに関心を持ち、卒業後、大阪のWeb制作会社に就職する。プランナーおよびデザイナーを経験した後、2006年に現社の前身にあたる(株)ドーガに入社。


株式会社DMM.comラボ デザイン本部 事業開発部チーフ
竹内マリエさま

高校時代にパソコンに触れ、Webデザイナーを志す。創業間もないWeb制作会社に入社し、Web/DTPデザイナー兼同社アパレル部門で製品企画コーディネーターを経験した後、2012年、現社に入社。


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