インタビュー

過去の制作工程がすべて見えるから、人事異動があってもAdFlowがあれば引継ぎの負担が大幅減

業務効率化
株式会社京王百貨店 営業本部 営業統括室 営業政策部 EC担当 係長 大島 氏
  • 社名:株式会社京王百貨店
  • 業種:百貨店

1964年の開店以来、多くのお客様に愛されてきた京王百貨店。現在では新宿店・聖蹟桜ヶ丘店のほか、京王沿線エリアを中心にサテライト店を合わせて計11店舗を展開する。催事への取り組みも積極的に行っており、特に人気の「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」は60年以上の歴史を持ち、日本一の規模を誇る駅弁大会として知られる。

営業本部 営業統括室 営業政策部 EC担当 係長大島 氏

 

インタビューInterview

京王百貨店といえば、関東在住の方なら誰もが知る、日本を代表する百貨店のひとつ。1964年の開店以来、京王沿線を中心に多くのお客様に愛されてきた。コロナ禍以降は、ECを活用したオンラインコミュニケーションにも積極的に取り組み、売り場とECの連動をテーマにさまざまな施策を展開している。 そんな京王百貨店のEC担当部門では、繁忙期には月間150本もの商品ページなどを作成。そのクリエイティブ制作業務の効率化を目的に、2020年に導入したのが「AdFlow」だった。

 
 

導入による解決Solution

AdFlow導入による効果

ー AdFlowをどのように活用していますか?

大島:EC担当チームでは、企画・制作を担当するメンバー3名と、制作会社の方が主にAdFlowを利用しています。また、化粧品など一部の売り場担当者も活用しています。

当社では、クリスマスやお歳暮など、歳時記イベントや特集のほか、売り場主導で企画する販促施策もあります。それらをECサイトに掲載するコンテンツへ落とし込むのが、私たちのチームの役割です。

制作するクリエイティブは、売り場ごとのキャンペーンや販促施策、催事などに伴うバナー、商品ページ、ランディングページなどさまざま。月間の制作数は、少ない月でも40~50件、多い月には150本を超えることもあります。

私がEC担当になった2022年には、すでにAdFlowが導入されていました。そのため、それ以前の業務フローと比較することはできませんが、これだけの数をメールや電話のやりとりだけで制作するのは非常に大変だったはずです。実際、AdFlowがあって本当に助かっています。

ー 具体的にはどのような効果を感じていますか?

大島:まず、AdFlowを導入して実感するのは、制作業務全般における利便性の高さです。AdFlowでは、デザイン修正の指示ややりとりを直感的なUIで行えるため、売り場や営業部、制作会社とのコミュニケーションがスムーズになり、非常に助かっています。

もしAdFlowがなければ、修正対象の画像や写真データをキャプチャし、テキストで修正指示を記入して、それをメールや電話で伝える必要があります。そのため、どうしても伝達ミスや修正指示の漏れが発生しやすくなってしまうでしょう。

また、ファイルのアップロード容量が大きく、保存期限が無いことも、地味ながら非常に助かっています。バナーだけでなくランディングページの制作も行うため、どうしてもファイルサイズが大きくなりがちですが、メールだけでは対応しきれない部分をカバーできます。

さらに、AdFlow内だけでなく、メールでも通知ができるのも便利な点です。AdFlowでは、プロジェクト単位で通知先を指定できるため、メーリングリストを作成する手間が不要。必要なメンバーだけを選んで通知できるため、情報共有の精度が高まるのも大きなメリットです。

ー 人事異動があった際などはいかがでしょうか。

大島:もちろん、チームメンバーが変更になることは定期的にあります。百貨店のキャンペーンや催事には季節性の高いものが多く、たとえばクリスマスやお歳暮の時期には、前年もしくはさらに前のクリエイティブを流用・リメイクして制作することがよくあります。

そのため、過去の制作物ややりとりが属人的になってしまうと、人事異動の際に情報の引き継ぎが大きな負担になります。しかし、AdFlowではプロジェクトごとのスレッドを確認するだけで過去の経緯が把握できるため、実質的に引き継ぎの手間が不要に。スムーズに業務を進められるようになっています。

 
 

今後への期待Future Outlook

今後のAdFlowへの期待

ー AdFlowに今後期待する部分はありますか?

大島:正直なところ、使っていて大きな不便は感じていないので、現状のままでも十分満足しています(笑)。

あえて挙げるとすれば、管理画面のトップページから目的のバージョンにダイレクトで遷移できるようになると、さらに便利かもしれません。当社と制作会社とのやりとりでは、「このバージョンを更新しました」といった連絡が入ることがあり、その際にすぐ確認できると助かるためです。

また、AdFlow上でスケジュール管理を行う際、現在は新しいプロジェクトから順に表示されますが、タスクの締め切りが近いものを優先的に確認したいケースもあります。締め切り順で並び替えができる機能が追加されると、より使いやすくなると思います。

ー 現在、貴社が注力している取り組みはありますか?

大島: 近年、「モノ消費」から「コト消費」への流れが急速に加速していると感じています。当社では開店当時から、日本有数の駅弁大会である「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」を長年運営するなど、催事に力を入れてきました。商品を販売するだけでなく、こうした催事やイベントを通じて新しい「コト消費」を生み出し、EC担当としてオンラインと売り場をつなぐことが重要だと考えています。

たとえば、駅弁大会は毎年、開店前から多くのお客様が行列を作る大規模イベントですが、商品の事前予約を受け付けることで、並ばずに購入できる仕組みを導入しました。また、2024年6月には「超・燃える闘魂 アントニオ猪木展」の一環として、「アントニオ猪木酒場」を限定復活。そこでは、トークショーや「食べ飲み放題」チケットをECで販売しました。

そのほかにも、シューフィッターのカウンセリング予約やパーソナルカラー診断の予約をECで受け付けるなど、売り場との連携を強化しています。

今後も、より多くのお客様が来店するきっかけとなる取り組みを、ECでも積極的に展開していきたいですね。

 
 
 

まとめSummary

  • AdFlow導入による効果

    制作工程における修正や
    スケジュール管理に活用
    過去のデータややりとりを蓄積し、
    引継ぎ不要な体制を構築

  • 今後のAdFlowへの期待

    バージョン管理やスケジュール管理の
    UI改善に期待
    AdFlowを活用し
    ECと売り場の連携をさらに強化

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