グローバル展開しているシューズブランド、クロックスの日本エリアを担当する合同会社。アイコニックなフォルムで知られるカジュアルフットウェアを中心に、シューズ全般の販売を行う。
- 社名クロックス・ジャパン合同会社
- 業種アパレル
クロックス・ジャパン合同会社
e-commerce site management specialist坪山 彩子 氏
インタビューInterview
全国の直営店、パートナーショップ、正規取扱店で商品を販売するかたわら、カタログ通販やECサイトにも出店しているクロックス・ジャパン。2007年には独自の通販サイトをオープンし、大人から子どもまで、幅広い層に向けたフットウェアを展開している。時期によってばらつきはあるものの、月平均200点もの制作物を発注、複数案件を同時に回している坪山さんのお仕事は、AdFlowの導入でどう変化したのか具体的なお話を伺った。
導入前の課題Problem
AdFlow導入以前は、店舗用の制作物もeコマースの部署で発生したWEB用のクリエイティブも、別の部署で一元管理するという制作フローを採用。すべてを内製していた。そのため、eコマースの部署は発注作業や、戻ってきた制作物の確認作業に追われることに。しかし、フェアやセール、限定アイテムなど複数の企画をECサイト用や自社通販サイト用、SNS用と、多方面にわたって同時に制作していると、メールの管理だけでも膨大な時間を費やさなくてはならない。さらに、クロックス・ジャパンには、グローバルチェックという壁が立ちはだかる。クリエイティブに関しては、すべて本国のチェックに回さなければならず、この段階で修正が発生した場合はまた同じ流れを繰り返さなければならなかったという。
導入による解決Solution
AdFlow導入の効果
ー AdFlow導入直後、まずはどんな点に効果を実感しましたか?
坪山:AdFlowがなによりも仕事に貢献してくれていると思うのは、複数案件の依頼と制作の進行が一目瞭然だという点ですね。メールに画像やExcelファイルを添付してやりとりしていたころは、どんな内容で発注したのか、1稿、2稿、3稿と進んでいくなかでどう変わっていったのか、時系列をたどるだけで相当な手間を要していました。
ー 1件1件に要するのはたかだか数分でも、月単位で考えれば膨大な時間になりますよね。
坪山:そうなんです。今思えば、メール管理にかかる手間が大きなストレスになっていたんですね。AdFlow導入により、意思の疎通が“視覚化”されたおかげで、ストレスはさらに激減しました。単純なことですが、発注側と制作サイドのやりとりが時系列で確認できるので「こういう話をした結果、この形を生んだんだな」というのがわかりますし、完成形になるまでの過程も一目で確認できるようになりました。効率は格段に上がりましたね。小さな手間の積み重ねが大きなロスを生んでいたのだなと実感しました。
ー お仕事の効率が上がったということは、時間的な余裕も生まれましたか?
坪山:その分、手がけるクリエイティブの数が日々増え続けています(笑)。この半年間、私一人で1,300の制作物を依頼していますが、AdFlowがなければとてもこれだけの数を回せていなかったと思いますね。
ー AdFlow導入から半年が過ぎましたが、実感されたことは?
坪山:私が制作の担当になった直後はクオリティ的な問題もありました。AdFlow導入前のことですが、私どものようなグローバルな企業では制作物のレギュレーションが細かく設定されていて、季節ごとにキーとなるカラーやワードも変わってくるものですが、制作サイドにうまく汲み取っていただけず、クロックスの世界観とは異なる制作物があがってくることもありました。
ー グローバルのチェックで修正がかかり、二度手間になってしまうと。
坪山:これまではそういったケースもありましたが、AdFlowには「この期間はこのトーンでお願いします」というような感じで共通事項を登録しておく機能もあるので、イメージが大きくブレる心配はなくなりましたね。クリエイターズマッチさんから上がってくるクリエイティブに関しては、クオリティにも満足しています。
ー 工程的な部分だけでなく、質的にもご満足いただけたということですね。
坪山:効果はCTRやCVRといった数値にも如実に表れているんですよ。クーポンの内容などは以前のままですから、CTRやCVRが大きく改善したのは、クオリティ向上の賜物といっても過言ではないと思います。
今後の展望Future Outlook
今後の展望があればお聞かせください。
坪山:AdFlow導入で作業が効率化したおかげで、これまで手をつけることができずにいたLP(ランディングページ)制作という野望がかなったんです。さらに、SNSの投稿や配信メールの改善、LINE@への参入など、いままで課題として残してきた仕事に着手するゆとりもできました。
- 制作物の数が増えても、まだ他の作業に費やす時間があるということですか?
坪山:はい、しかも、以前より残業時間も減っているんですよ(笑)。今後は空いた時間を利用して、さらなる施策に取り組んでいきたいと思っています。
まとめSummary
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導入前の課題
バナー制作数が増えるにつれて煩雑化した工程管理。
なかでも時系列をたどる手間の蓄積が大きなストレスに… -
導入による解決
クオリティが向上し、トーンに統一感が生まれたのは意思の疎通が“視覚化”されたおかげ
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今後の展望
作業時間の短縮から生まれた時間で、新しい施策に取り組みたい
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