通販王国といわれる九州で、2010年に福岡で設立。以降、多くの通販広告のコンサルティング事業を行ってきた。2013年にはより多くのクライアントに応えるため、東京にもオフィスを構える。費用対効果を最大化する独自のノウハウを持ち、定期購入商材(主に化粧品やサプリメント)を扱うお客様向けのコンサルティングを得意とする。今では日本を代表する大手企業も含め、全国に約200件のクライアントがいる。
- 社名株式会社売れるネット広告社
- 業種ネット通販コンサルティング
コンサルティング部シニアコンサルタント荒木 達成 氏
インタビューInterview
ネット上では日々、膨大な数のネット広告が生まれては消えていく。消耗品ともいえるネット広告の世界で、売れるネット広告社が手掛けるネット通販広告は、おしなべて寿命が長い。最長のものでは4年もマイナーチェンジのみで使われ続けている広告もある。確実に売れるネット広告を作る秘訣とは? そして創業以来、常に右肩上がりの売上を誇る売れるネット広告社が、今後さらに成長するためにAdFlowを選んだ理由とは? 元制作部責任者として、数々のクリエイティブディレクションの経験を持ち、現状コンサルティング部シニアコンサルタントとして活躍する荒木達成さんにお話を伺った。
導入前の課題Problem
AdFlowの活用シーン
ー 御社の事業と荒木さんの仕事内容を教えてください。
荒木:化粧品やサプリメントなどの単品リピート系商品に特化した、ネット通販の広告コンサルティング業務を行っています。僕は本社の制作部のチーフプロデューサーとして、コンサルをする中で発生してくるWeb制作物の取りまとめをしていました。
ー ネット通販の広告コンサルティングとは?
荒木:ネット上でよく化粧品やサプリメントなどをサンプル価格で提供する広告を見かけると思いますが、弊社ではサンプル商品購入だけで終わらず、本商品の定期購入に繋げる仕組みを持っています。それに基づいて、サンプル価格の設定や広告の買い付け、フォローメールによる定期購入への誘導、リピーターの確保などCRM領域も含めワンストップで行います。通常、広告コンサル会社はWeb制作を他社にお願いすることが多いのですが、弊社では広告クリエイティブの制作も請け負います。
ー 「2ステップモデル」とは?
荒木:商品をお試し価格で購入するときに顧客情報を取得し、フォローメールなどを通じてリピーターになってもらう、マーケティング手法の一つです。最近ではあまり使われなくなりましたが、弊社はこれに特化し、ノウハウを高めてきました。化粧品やサプリメントはお試し価格で3日間試すより、正規の商品で1ヶ月続けたほうが効果が実感できます。継続することの価値をランディングページで訴求することで、最初から正規品購入や定期購入を選ぶユーザーが増えます。
ー 実際に御社に依頼すると、どれくらいの効果が出ますか。
荒木:案件ごとに差はありますが、500円モニターの場合、最初から本商品を購入するアップセル率は平均で20%くらい。高いケースだとアップセル率70%という商品もありました。過去の豊富なデータから、サンプル価格をいくらに設定すると商品の申込率が何%で、本商品定期購入率は何%見込めるというのが、あらかじめ分かります。そのシミュレーションの精度が高いので、広告費の投入リスクを低く抑えることができるのです。うちのビジネスモデルにはまる商材であれば、100%効果が出る広告を打つ自信があります。
ー 最もはまった成功例を教えてください。
荒木:大手製薬会社のコラーゲン系サプリメントは、先程お伝えしました当社独自の仕組みを用いることでここ4年くらいランディングページを変えていません。広告効率が高水準のまま落ちないんですよね。飽きの早いWeb広告の世界ではありえない長寿です。
ー 費用対効果のシミュレーションの精度を高めるために、どんな努力や工夫をされていますか。
荒木:どちらの広告が効果的かを比べる【A/Bテスト】IDEAプレゼンを毎月社内で行っています。各自がIDEAを出しあい、社内で「これは行ける」という上位5パターンに絞り込んでクライアントに提案します。こうした【A/Bテスト】のIDEA出しを何年も繰り返すことで、少しずつ勝ちパターンが分かってきました。
AdFlow導入前の問題・課題
ー 普段の制作もある中で、さらに【A/Bテスト】もするとなると、制作物の量が膨大になりますね。どのように管理されているのですか。
荒木:それがずっと課題でした。1つの商材でもさまざまな媒体に出しているので、テキストを変えたり、画面サイズを変えたりなどのパターン違いが1商材につき月100本くらい出ます。以前はいちいちメールに画像を添付して送っていたのですが、煩雑で把握しきれず…。そんなとき、AdFlowを紹介してもらい、導入を即決しました。
導入による解決Solution
AdFlow導入の効果
ー AdFlowを導入して一番変わったことは?
荒木:2016年12月に導入して半年あまり経ちましたが、制作物をすっきり管理できるようになり、ストレスが減りました。案件ごと媒体ごとなどでラベル付けして整理できるのが助かっています。
以前は制作部に4名いて、各自が自分の案件を管理していました。膨大な案件を全てメールで進めていたので、自分の案件進行を整理する事に手一杯でした。今ではAdFlowで制作物を管理できるようになり、メンバー間での情報共有も行えるようになった為、僕とアシスタントの2名で制作部が回るようになりました。制作部のスマート化ができたことで、チーム体制の配置転換ができ、各担当者が得意分野に力を入れることができるようになり、結果的に1000万円分の人件費を売上に繋げることができました。
ー 制作上でのメリットはどうですか。
荒木:今までは派生版のクリエイティブが多すぎて、何をどれだけ作ったか、あるいは作っていないのかが分からなくなることが多々あったのですが、AdFlow導入後は、案件一覧・進捗画面にて進行状況を簡単に追える為、ステータスやクリエイティブの仕上がり具合を確認し、納期が迫っているものや作業が遅れがちな案件に気づいてフォローできるようになりました。オーダー時に必ず納期を記載する必要があるので社内メンバーも納品管理の意識は上がりましたね。更にオーダー内容の雛形を作ることもできるのでオーダー時の情報漏れが減りよりスムーズに案件を進めることができています。
ー 管理側の視点ではいかがでしょうか。
荒木:デザイナーへの修正指示などのやりとりが履歴で見られる点も大きいですね。「この人のこういう指示のしかたが良い」などの勉強になります。急なデザイナー引継ぎの際にも、これまではデザイナーのファイルデータを検索するであったり、社内ですり合わせを行う必要がありスケジュールが押すこともあったのですが、今ではAdFlowにこれまでのやり取りが残っているので「詳しくはAdFlowを見て下さい。」の連絡一つで引継ぎが完了できるようになりました。
ー その他に思いがけない利便性みたいなものはありましたか?
荒木:他にもありますよ。以前は、制作しておきながら請求し忘れるケースがあったのですが、AdFlowでは制作した実績が残るのでAdFlow上の制作実績と経理システムを併用することで、請求漏れがなくなりました。また、採算があっていない案件を見分けて、テコ入れするヒントにもなっています。コストカットや請求漏れなど、営業利益に直接貢献してくれるのは期待以上でした。
今後への期待Future Outlook
今後の展望があればお聞かせください。
ー では、今後の目標を聞かせてください。
荒木:まだまだAdFlowには僕が知らない機能や使いこなせていない機能がたくさんあります。それを眠らせておくのはもったいないので、アシスタントをAdFlowの専任にすることを考えています。「AdFlowのことなら何でも聞いて」と言えるくらいになってくれれば、さらに仕事の効率が上がるはずです。いわば、AdFlowの可能性を知り尽くした“AdFlow番長”ですね(笑)。
ー 会社としての今後の戦略は?
荒木:うちの代表はコストカットで利益が上がるだけでは満足しなくて、売上も右肩上がりでないと気が済まない人なんです(笑)。
会社として伸び続けていくためには今後、主軸のコンサル業務を強化することになるでしょう。コンサル件数が増えると、必然的に制作物が増えることになり、制作部が忙しくなるわけですが(笑)。
でも、AdFlowがあるので案件が増えても対応していけると思います。激化するネット通販業界で、会社としてどこまで成長していけるか楽しみです。
まとめSummary
-
導入前の課題
1商材につき月100本程のパターン違いを作り運用。
膨大な量の制作物の管理が煩雑になっていた。 -
導入による解決
ラベル付け整理しで制作管理が簡潔に。
請求漏れも無くなり、制作面でも管理面でも大幅なメリットに。 -
今後の展望
AdFlowの機能をより使いこなし制作効率を上げ、事業伸長に寄与していきたい。
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