インタビュー

“売れるクリエイティブ”を追求するからこそ、『AdFlow』の活用で余剰時間を生み出すことが必要だった。

業務効率化生産性向上
さくらフォレスト株式会社 通信販売事業 制作部 福島 萌 氏
  • 社名:さくらフォレスト株式会社
  • 業種:自社通信販売

「ともに豊かに」をコンセプトに、健康食品、美容品、食品など約70種類の商品を展開する自社ブランド「さくらの森」を運営する、さくらフォレスト株式会社。親会社であるココシスの一事業部としてスタートし、2014年に分社化して以降、着実に業績を伸ばしてきた。現在は、主力である通信販売事業に加え、フォトスタジオ事業も展開するなど、事業領域の拡大を続けている。

通信販売事業 制作部福島 萌 氏


大嶋 彩楓 氏

 

インタビューInterview

自社ブランド「さくらの森」が、約70種類におよぶ商品ラインナップへと成長する中、さくらフォレスト株式会社では、2024年末より制作プロセスのスピード向上を目指し、制作体制の刷新に着手。従来ひとつだった制作チームを、商品カテゴリごとの小チームへと再編成した。この小チーム体制を円滑に機能させるには、それぞれのチームが窓口機能や品質管理、スケジュール管理などを担う必要がある。その運用を支える管理ツールとして導入されたのが、「AdFlow」だった。

 
 

導入前の課題Problem

既存の業務プロセスにおける問題

ー AdFlow導入前の業務プロセスにおいて、どのような課題を感じていましたか?

福島:従来は1チーム体制で、私ひとりがタスクやスケジュールの管理を担っていましたが、社内体制の変更により、それらの管理業務を各チームで行う必要が生まれました。さらに、商品開発やマーケティング部門とのコミュニケーション窓口や、品質チェックといった機能も、それぞれのチーム内で担う体制へと変わったのです。

チーム体制を見直した背景には、取り扱う商品数の増加に加え、当社が大切にしている「社員一人ひとりの主体性やオーナーシップを尊重する」というカルチャーも大きく関係しています。チームをより小さな単位に細分化することで、メンバーそれぞれのオーナーシップをより引き出しやすくする狙いがありました。

そうした組織の方針を実際の業務プロセスに落とし込んでいくうえで、クリエイティブ制作を統合的に管理できるツールの導入が不可欠になりました。

それまでの運用では、タスクやスケジュールの管理にはGoogleスプレッドシートを使い、制作物のデータは社内サーバに保管、品質チェックは印刷して赤入れするというスタイルでした。私ひとりで管理していた頃は、こうした方法でもなんとか対応できていましたが、小チーム体制になると限界があり、全体を俯瞰して把握することも困難になってしまいます。

AdFlow導入までの経緯

ー AdFlow導入時に、どのようなサービスを検討しましたか。

福島:導入を検討するにあたり、一定程度のリサーチは行いましたが、実のところ、AdFlowと比較対象になり得るようなツールは見つかりませんでした。

AdFlowに魅力を感じたポイントは、大きくふたつあります。ひとつは、これまで紙に印刷して赤入れしていたレベルの品質チェックが、デジタル上で再現できるという点です。紙での赤入れでは、私が不在の際に対応が難しい場面もありましたが、AdFlowであればインターネット環境さえあればどこからでもチェック作業が可能です。また、ほかのチームの制作物や進捗状況も確認できるため、チーム間の連携もスムーズになります。

もうひとつの魅力は、データの一元管理が可能になる点です。当社では広告運用も自社で行っており、LP(ランディングページ)やバナーのコンバージョン率を高めるために、画像やテキストの差し替えを頻繁に行っています。その対応は、固定の担当者ではなく、その時々のリソース状況に応じて分担しているため、制作データが社内で分散しやすいという課題がありました。AdFlowであれば、それらの制作データを一元的に管理できると考え、導入を決めました。

 
 

導入による解決Solution

AdFlow導入による効果

ー AdFlowをどのような業務に活用していますか?

大嶋:現在は、各チームにおけるクリエイティブ制作業務全般でAdFlowを活用しています。タスクやスケジュールの管理はもちろんのこと、特に活用頻度が高いのが、デザインの品質チェック機能です。

導入にあたって、大きく業務フローを変更する必要はありませんでした。良い意味で、これまでの業務スタイルをほとんど変えることなくスムーズに取り入れることができた点も、AdFlowの大きな魅力だと感じています。

ー 導入までのプロセスはスムーズでしたか?

大嶋:先述の通り既存の業務プロセスを大きく変更せずに導入できたため、非常にスムーズでしたね。どの業務をAdFlowに置き換え、どの業務をそのままにするかといった線引きの部分も、アドバイスをいただきながら進めることができたので、現場の混乱もなく導入することができました。

ー 導入によってどのような効果がありましたか。

大嶋:品質チェックのデジタル化による業務効率化に加え、特に効果を実感しているのが「データの一元管理」です。

当社の通販事業は季節性が大きく関わるため、過去のシーズンに使用したクリエイティブをベースに、微修正を加えて再活用するケースが多くあります。AdFlowでは、過去に他のメンバーが制作したデータもすぐに検索でき、バージョン履歴の把握も容易です。

その結果、過去の素材を探すためにいちいちメンバーに確認する必要がなくなり、社内のコミュニケーションコストを大幅に削減できました。

 
 

今後への期待Future Outlook

今後のAdFlowへの期待

ー AdFlowに今後期待する部分はありますか?

福島:現在も非常に便利に活用していますが、さらに改善されるとありがたい点がふたつあります。

ひとつは、ガントチャート形式でのスケジュール管理において、ひとつの工程がずれた際に、関連する他の工程も自動的に調整される機能です。現状では手作業で変更する必要があるため、そこが自動化されると、より効率的に運用できるようになると感じています。

もうひとつは、各メンバーのタスク情報をもとに、空き状況や稼働状況を可視化できるような機能です。リソースを最適に配分するためには、誰がいつどれだけ稼働しているかを把握できることが非常に重要ですので、そうした機能の実装にも期待しています。

これらの機能については、すでに追加開発が進められていると伺っており、実装される日を楽しみにしています。

ー 貴社として今後どのような取り組みに力を入れていますか?

福島:私自身、もともと8年前にデザイナーとしてさくらフォレストに入社しましたが、今期からは商品開発にも携わるようになりました。ブランドづくりのフェーズに関わることができて、とても嬉しく感じています。

当社は「社員のやりたいことや夢を応援する」というカルチャーを大切にしており、私のようにデザイナーとして入社したメンバーが、商品開発やブランド構築といった分野へキャリアを広げていくケースが、今後さらに増えていくことを期待しています。

デザイナー出身だからこそ生み出せる商品やブランドに、今後も力を注いでいきたいですね。

福島:私は、今期からのチーム体制の変更に伴い、小チームのリーダーを任されることになりました。現在は、一つひとつのクリエイティブとストイックに向き合う姿勢を大事にしています。

当社のように通販事業を展開する企業にとって、求められるのは「売れるクリエイティブ」であること。単にデザインだけでなく、写真や動画素材、コピーライティングなども含めて、広い視点で考える必要があります。

そうした“売れるクリエイティブ”を追求するためにも、タスクやスケジュール管理、品質チェックといった業務はAdFlowで効率化し、より多くの時間をクリエイティブそのものに注げるようにしていきたいと考えています。

 
 
 

まとめSummary

  • AdFlow導入前の課題

    組織体制の変更に伴い、
    他部門とのコミュニケーションや品質チェックなど
    クリエイティブ業務の
    統合管理ツールが不可欠に

  • AdFlow導入による効果

    既存の業務プロセスをほぼ変えず、
    効率化のみを実現
    紙での赤入れを、デジタル上で再現

  • 今後のAdFlowへの期待

    “売れるクリエイティブ”を追求するために、
    AdFlowを使った業務効率化で
    余剰時間創出を推進

この記事をシェアする

AdFlowにはご紹介しきれない
便利機能が充実
ぜひ資料をご請求ください!

平均45%の工数削減効果
制作部門に「働き方改革」
AdFlowクリエイティブ特化型プロジェクト管理ツール・アドフロー

お電話での
お問い合わせ

0 3 - 5 3 0 8 - 1 1 4 5

受付時間平日 10:00 〜 19:00